7月のお休みは、
日曜の
3.10.17.24.31日です。
専門学校出講のため
火曜の 5.12.19.26日は、
ご予約をお受けすることはできません。
今月のお花のご紹介
7月のお花のご紹介は、キュウリです
キュウリはウリ科の野菜の一種で、同じウリ科には「メロン・かぼちゃ・スイカ・ニガウリやゴーヤ」などがあります。
原産はインド又はヒマラヤ山麓とされ、日本では平安時代から栽培されたようです。
現在は未熟な緑色の実を食用としていますが、江戸時代までは完熟させた黄色の実を食していたようです。
しかし完熟させると苦みが強くなり、江戸時代末期頃までキュウリは人気のない野菜でした。
「毒多くして能無し。植えるべからず。食べるべからず」と、水戸光圀もはっきり「まずい!」と言っていたほどです。
キュウリの発育は早く、発芽から60~70日程で収穫ができます。
栽培時期をずらせば、6月~10月の長期収穫が可能となります。
キュウリの花は一つの株に雌花と雄花が在る雌雄異花です。
スイカ・メロンやかぼちゃは虫による授粉や人工授粉が必要ですが、キュウリは授粉しなくても結実する性質(単為結果性)があるため人工授粉は不要です。
花の付け根と茎の間に赤ちゃんのようなキュウリがついているのが雌花、ないのが雄花です。
ウリ科の野菜や果物には、ククルビタシンという苦み成分がごく少量ですが含まれています。
通常であれば問題ありませんが、栽培環境などによりククルビタシンが多く含まれてしまうこともあります。
多量に摂取すると、腹痛や下痢などの食中毒の原因にもなりますが、食用のウリ科の野菜や果物は、ククルビタシンを最小限に抑えた品種改良がなされているので安心です。
ククルビタシンは水溶性なので、調理の際に水でさらすのも良法です。
このように悪者扱いされてしまったクルビタシンですが、研究により抗がん作用があることがわかってきました。
将来的には抗がん剤として薬理利用されることも遠くないかもしれませんね。
漢方のお話し
キュウリの果実を輪切りにして日干したものを生薬では「黄瓜(おうか)」といいます。
また果実や茎葉を含んだキュウリ全体を日干ししたものを生薬では「胡瓜(こうり)」といいます。
生薬で服用しなくても、取れたてのキュウリを食するだけでもこのような効能があります。
①身体の余分な熱を取る(ほてりや熱をさます)
②余分な水分の排泄を促す(利尿作用、むくみの解消)
③体内のナトリウムの排泄を促す(降圧作用)
熱を取る作用がありますので、お腹を冷やして下している(下痢)の時は、キュウリを口にすることは避けたほうがいいですね。
キュウリの95%(殆ど)が水分で、100gあたりのカロリーは14kcalととても低カロリーです。
今年の夏は例年にない猛暑と予想されています。
そんな暑い夏を、魅力的なキュウリパワーで乗り切ってみてはいかがでしょうか!
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