5月のお休みは、
日曜・祝祭日の
1.3.4.5.8.15.22.29日です。
専門学校出講のため
火曜の10.17.24.31日は、
ご予約をお受けすることができません。
今月のお花のご紹介
5月のお花のご紹介は、芍薬(しゃくやく)です
芍薬は、牡丹(ぼたん)科の花で、中国が原産です。
牡丹は「樹木」に分類され、芍薬は「草」に分類されています。
漢方のおはなし
中国の薬物書物の古典「心農本草経(しんのうほんぞうきょう)」によると…
芍薬の効果は、「腹痛・知覚異常を除き、刺すような痛みや発作性の痛みを取り、利尿の効きめがあり、神経の安定によい」という記述があります。
芍薬の根を乾燥させたものを、生薬では「シャクヤク」といいます。
一般的に栽培されたものから調整され皮を除去したものを「白芍(びゃくしゃく)」といい、栽培期間は4~6年ほどです。
シャクヤク(生薬名)は漢方の要薬(重要な生薬)です。
こむらがえりに処方される「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」はご存じの方も多いでしょう。
お腹が張って腹痛や排便異常には桂皮加芍薬湯(けいひかしゃくやくとう)、冷えをともなう婦人科系の諸症状には当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など、多くの漢方薬に配合されています。
婦人薬として最も利用度が高く、筋肉のけいれんによるひきつりを和らげ、腹痛・疼痛に用います。
しかし有毒成分も含まれているので、使用は、医師・薬剤師等の専門職の方の指導にお任せしましょう。
ことわざ
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は、古くから美人の例えで有名ですね。
これらの花は、古くから婦人病の薬草として用いられていました。
芍薬は、冷え性・月経不順・産後の回復
牡丹は、月経困難・便秘
百合は、乳腺炎
古から、薬草として用いると美人になるよ… という意味も込められていたのでしょうか?
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